運動には、良い面と悪い面両方ある、ということを知る必要があります。
スポーツ選手が怪我や痛みを抱えていることは当たり前のようなことです。
これは、明らかに運動のし過ぎ、つまり悪い面です。
ちなみに、深刻な凝り痛み症状を抱えている人は、元スポーツ選手の方が多い、と私(院長)の経験上感じます。
それだけ体に負担がかかった結果、後遺症的な症状が残るのでしょう。
また、ほとんど運動らしい運動をしない人は、現代日本では非常に多いですが、これも明らかに心身にとって良くないことは明白です。
ですが、こうした人の中から結構長寿者が出ていたりするので、本当に「運動は体に良い、健康に良い」とは言えないのです。
が、長生きすることが果たして良いことなのか?という大前提の疑問があります。
元気で長生きなら良いでしょうが、そうではない方が大勢おられること自体が、日本をより大変な状況にしていることは言いにくいことではありますが、事実です。
ところで、運動の目的も大きく2種類ある、と私(院長)は、思っていて、「健康維持のための運動」、と、いわゆる「スポーツ」、です。
スポーツは、健康になることを目的にするわけではなく、怪我や痛みを生じても自分自身の向上心のため、また、プロなら生活のため、に行うものです。
問題は、健康維持のために行う運動、です。
本当に健康に良い運動をするには、それなりの知識やスキルが必要で、それらなくしてただやみくもの運動をして、かえって健康を害する方向に行ってしまうことも少なくないのです。
運動は、し過ぎたり、間違った方向ですると体に悪影響を及ぼしますが、心、つまり、精神面に与える影響も考慮すると、断然適度な運動はするべき、が私(院長)の結論です。
長生きとの関係でいけば、運動すれば長生きできる、とは言えないと思います。
ただ、長生きを目的として生きない場合、また、長生きしてしまった場合に元気でいる確率を上げる、ためには、やはり運動する習慣は持つべきだと考えます。
長い短いは別にして、生涯現役でいようと考えるならば、私(院長)個人の考えとしては、40代、いや、30代から運動する習慣を持つべきだと思います。
ただし、人間一人一人体質や価値観が違いますので、体を動かすと調子が良い人と、体を動かすとぐったり疲れてしまう人、がいると思うし、運動するくらいなら寝ていたい、という人もいるでしょう。
要は、人それぞれですので、一概には言えない、ということになります。
施術もそうですが、一人一人体質が違うので、どの方にも同じ施術、というパターン施術では、限界があります。
お一人お一人の体質をできるだけ考慮した、質の高い施術、結果が出る施術、をOKはり灸マッサージはこれからも追及していきます。