昨日、定期的に来院される方と、「頭痛」の話になった。
その方のお話によると、
「肩こりからくるものでしょう、マッサージでもしてください」と、検査もせずに言われて、
言いつけどおり、マッサージをしていたけれど、1週間後、その方は、クモ膜下出血で命を落としたんです。
何ともやるせないお話です。
ここで大事なことは、
- いつもとは違う頭痛
- 経験したことのない頭痛
- いつも頭痛はないのに急に頭痛がした
こんな時は、迷わず「脳外科」を受診するべき
ということです。
OKはり灸マッサージにも、頭痛で来院される方は非常に多いです。
基本的に、脳外科を受診済みか、過去に何度も同じような頭痛を起こされたことのあるケースがほとんどです。
が、この話を聞いて、新たに気を引き締めなおしました。
「頭痛・めまい」は、非常に危険な命にかかわるものも現実に存在する、その頻度は低くても、ひょっとしたらそういった危険が潜んでいるかもしれない、と、常に頭に入れておく必要がある。
また、「医者にかかって何ともないと言われた」という言葉も鵜呑みにしてはいけない。
どういう医者にかかったのか、きちんと脳外科などの専門医を受診し、検査もきちんとしての「異常なし」なのかを、きちんと考慮する必要がある。
特に、初診で頭痛を主訴として来院された場合、きちんと事前に専門医に診てもらったか確認する必要があり、未受診の場合、時には、施術せず、先に専門医の受診をすすめる必要もある。
ということを、もう一度再認識させられたお話でした。