昨年の秋ごろから治療させていただいていた、慢性前立腺炎による不快症状が、OKはり灸マッサージの鍼灸治療により、著名な改善をし、一応この前の治療で略治となった方がいらっしゃいます。
最初の頃は、なかなか症状が安定せず、治療効果も薄かったのですが、徐々に改善傾向を見せ始め、ついには著明に改善、というところまでいき、略治となりました。
今回、この方の治療が成功したポイントは、
改善するまで辛抱強く通い続けていただけた、というポイント。
これが一番大きいです。
よく、我々の業界で言われることに、「治らないのは治るまで治療を継続しないからだ」という言葉があります。
私(院長)も、経験上、その通りだ、と感じています。
もう少し辛抱強く治療を継続していただければ良くなるのに、という患者さんは、意外に多いものです。
根気強く治療を継続していただいている方のほとんどは、不快症状が改善していきます。
中には、2~3回で、凄い場合だと、たった1回で、著効する方もいらっしゃるのも事実ですが、症状や、症状が続いている期間、体質、などにより、治療効果の出方は様々ですので、皆が皆、数回の治療で良くなるとは限りません。
もちろん、いくら治療を継続しても、残念ながら良い結果が得られない患者さんもいらっしゃいます。
私(院長)は、神様ではないので、「全ての人のあらゆる症状を改善します」とは、言えません。
この辺りの見極めは、だいたい5回位治療させていただくとわかる場合が多いようです。
良くなる人は、5回の治療の間に何らかの改善を見せる場合が多いからです。
良くなる、なり方も、
少しずつでもどんどん良くなっていく場合、
最初の頃は良くなっていき、途中停滞期があり、それでも継続していくとよくなっていく場合、
良くなったり停滞したりを繰り返しながら、結果的に良くなる場合、
など、様々です。
もちろん、来院するしない、は、患者さんが決めることですので、無理強いはできませんが、えてして良くならない方に共通しているのは、最初から、「一発で治る」と思われている方です。
Aさんが仮に一発で治ったとしても、Aさんのご紹介で来られたBさんも、必ず一発で治るわけではないのです。
しかし、結論的には、初診時に、何らかの効果を出さないと、リピートに繋がらないケースが多いのが現状ですので、初診時が勝負、と言えるのは、自分が患者さんの立場になった場合も結果を急ぐと思いますので、仕方ないことではあります。
が、もう一度言わせていただくと、あともう何回か治療を継続していただければ良くなるかもしれない、というケースは非常に多いのです。
この点に関しましては、私(院長)の実力不足と信頼不足が原因、と考えられますので、反省点であり改善点です。
ただ、最初からご信頼を頂いて、辛抱強く治療を継続される方のほとんどが何らかの改善を見せている、という事実がある、ということだけは、知っていただきたい事実です。
せっかく縁あって来ていただいて、もう何回か来られたら良くなるのに、というケースは、双方にとって、残念なことです。
特に、慢性症状の場合、まずは5回は治療を継続していただくことをおすすめいたします。
5回治療して、何の改善も見られない場合は、残念ながら当方の力不足でお力になれない、と判断される、というのは致し方ないと考えます。
こういった事実から、「まずは5回頑張って来ていただく」、ということをおすすめいたします。