ローテーション、とは、回旋動作、を意味します。
回旋、は様々な運動・動作で使われている基本動作です。
正しいローテーションを理解するためには、「ジョイント・バイ・ジョイント・アプローチ」の概念を知る必要があります。
ジョイント・バイ・ジョイント・アプローチ、とは、体の関節において、「回旋させるべき部位」と「安定させるべき部位」が交互に並んでいることを意味します。
上から、胸椎(可動性)→腰椎(安定性)→股関節(可動性)→膝関節(安定性)→足関節(可動性)の順番に求められる能力の違う関節が交互に並んでいます。
もし、本来安定性が求められる関節が安定していない、あるいは可動させるべき関節が可動していないと、代償作用が発生してしまうので、本来の動きの効率性が損なわれてしまいます。
パワー、スピード、スムースさ、が失われるだけでなく、怪我の危険性も増すもとになります。
しかし、これを完全に理解し、実践し、様々な動作に応じて応用することはなかなか難しいものです。
やはり、それを実現させるには、段階的なトレーニングが必要になります。