現在のヨーロッパでは、日本人シェフが全員いなくなってしまったら店はやっていけない、と言われるほど日本人の若いシェフたちは評価が高いそうだ。
今の若い優秀なシュエフ達は、自らのレシピを惜しげもなく公開している。
今後を担うさらに若いシェフに教えることで、日本の全体のレベルを上げていこうという意思があるからだ。
昔はシェフの世界でも「盗んで覚えろ」が主流だった。
が、今では弟子に事細かく教えないのは怠慢である、と言われるようになっているのだ。
振り返って、我が鍼灸業界はどうか?
未だに「盗んで覚えろ」的な人が、いるのではないか?
人を雇っている時点で、自分にもメリットがあるから雇っているはずだ。
そういったいわゆる弟子に「盗んで覚えろ」は、今の時代怠慢以外の何物でもないのだ。
私(院長)はここまで来るのに非常に苦労した。
誰も肝心なところは事細かに教えてくれないので、自分で試行錯誤して自分だけの力で向上していくほかなかったのである。
いつまでも「盗んで覚えろ」と言っている業界の未来はない、と断言できる。
たとえ有料でも初心者は臨床で使える知識・技術が欲しいのだ。
私(院長)の技術は、これからも惜しみなく公開していくつもりだ。