私(院長)の得意技の一つに「大腰筋刺鍼」があります。
近年、大腰筋、は、一般の方も知ってる人がいるくらいメジャーな筋肉となり、その重要性も多くの人に認識されるようになってきています。
大腰筋は、腰椎~骨盤~股関節を安定させる筋肉ですので、特に腰痛との関係は深い筋肉です(腰痛だけでなく、その機能低下は様々な部位に波及するものと思われます)。
私(院長)は、鍼灸施術の際、必要と判断した場合、大腰筋刺鍼をすることがあります。
大腰筋は、徒手でのアプローチが難しい筋肉の代表で、鍼であれば直接アプローチできるところが、鍼治療の大きなアドバンテージとなっています。
大腰筋刺鍼で腰痛がすきっと楽になることはよくあることです。
この大腰筋は骨盤の内側に起始をもつ腸骨筋と一緒になって、股関節付近に停止します。
大腰筋と腸骨筋と合わせて「腸腰筋」と呼ぶこともあります。
最近、発見したのですが、大腰筋刺鍼で良くなるはずがいまいち反応が薄いことがありますが、そうした場合、腸骨筋に鍼をすると効果があがる方がいらっしゃることがわかりました。
腸骨筋は、腹部から触診可能で、硬いなと感じるところに鍼をすると、独特の鍼のひびきと呼ばれる感覚があり、即座に腸骨筋が促通され、腰椎~骨盤~股関節の安定性が増し、結果、腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、などに効果を発揮します。
この腸骨筋刺鍼は、自分で開発した技で、私(院長)は、解剖学や生理学などをヒントに、さまざまな技を開発してきていますので、我ながら創意工夫の才能はあるな、と感じます。
それとともに、様々な既存の理論や技術の習得も常に行って、できるだけ引き出しの多い治療家を目指しています。
そんなOKはり灸マッサージに、今後ともご期待ください。