中医学では、体の中の余分な水分のことを「痰飲(たんいん)」と言って、様々な症状を引き起こす原因になる、としています。
日本漢方的には、「水毒(すいどく)」という言い方もされます。
体質的に、水毒体質で、いわゆる「水はけが悪い体」だと、梅雨時など、外気の湿気が多い時に体調を崩しやすい、と言われています。
日本は、世界的には湿気の多い国ですので、日本人は、この「痰飲」の問題から体調不良になりやすいと言えます。
水はけが悪い体かどうかは舌を診てもある程度わかります(舌診)。
舌全体がぼてっとしている、舌の縁に歯型がついている、舌の上に白く厚い苔がびっちりと付いている、などです。
OKはり灸マッサージの鍼灸治療は、鍼治療のみの場合と、鍼灸併用の場合がありますが、この痰飲があると判断した場合は、積極的にお灸を使います。
お灸は、体の中の余分な水分の排泄を促進する働きがある、と考えられるためです。
もうすぐ梅雨入りですが、梅雨時に体調が優れない方は、OKはり灸マッサージの鍼灸治療を一度お試しください。