全身の連動性

更年期障害と甲状腺機能異常

更年期障害の代表的症状は、

1.血管運動症状:ホットフラッシュ、発汗、動悸、など

2.運動器官障害:肩こり、関節痛、など

3.精神神経症状:不安、焦燥、不眠、抑うつ、など

4.知覚系症状:蟻走感、知覚過敏、知覚鈍麻、など

このほか、消化器症状、生殖器症状、泌尿器症状、などの多彩な症状を示します。

一方、

甲状腺ホルモン過剰症では、発汗、頻脈、不安・焦燥等、をきたし、

甲状腺ホルモン低下症では、全身倦怠感、不眠、抑うつ、などの症状をきたします。

このように、更年期障害の症状と、甲状腺機能障害の症状は、非常に似通っていて、問診のみでは診断が困難なことが多いのです。

更年期障害と甲状腺機能障害は、いずれも40~50代の女性に発症しやすく、症状も類似しているため、両者の鑑別は重要です。

甲状腺疾患は、決して稀な病気ではなく、日本人の10~20人に一人の割合で発症する頻度の多い疾患です。

更年期にさしかかって、更年期障害のような症状が出た際は、安易に更年期障害と自己診断することなく、一度、甲状腺ホルモン検査を受けられることをおすすめいたします。

岡山県津山市下高倉西824

0868-29-3909

 

当院の公式ホームページはこちら↓

  • この記事を書いた人

院長 大門信一郎

OKはり灸マッサージ院長。 はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格有。 体のゆがみと自律神経を整える鍼灸師。 鍼灸治療の他、痛くない整体や、心地よい力加減のマッサージも好評です。 なかなか良くならない症状にお悩みの方の力になれれば幸いです。 【OKはり灸マッサージ公式サイト】 岡山県津山市下高倉西824 TEL.0868-29-3909 休業日◇月・金・祝日

-全身の連動性
-

© 2024 OKはり灸マッサージ公式ブログ Powered by AFFINGER5