肩こりが全身に与える影響
OKはり灸マッサージには、肩こりの患者さんが多く来られます。
これまでの臨床経験より、肩こり(正確には、くび肩こり)が改善するとともに、その他の辛い症状も同時に改善されることがあることを経験しています。
その代表的症状が、頭痛、不眠、疲労感です。
「最近頭痛が軽減した」
「最近、以前よりもよく寝れるようになった。」
「最近、以前よりも疲れにくくなった。」
というお声が結構聴かれます。
くび肩こりが改善されると、これらも改善される、ということは、頭痛、不眠、疲労感、と、首肩こり、とは、密接な関係がある、ということでもあります。
この関係性のメカニズムも、自律神経を中心に仮説をたてることはできます。(ここでは省略)
「鍼灸治療は、肩こりにはじまり肩こりにおわる」
という、この業界での有名な言葉があります。
それだけ、肩こりが全身に与える影響を見極め、その改善に全力を注がれた先輩がたも最重視した「肩こり」。
当然、病院などの医療機関よりも効果的な治療をすることが、我々、鍼灸マッサージ師の宿命です。
肩こりの治療は、肩だけでなく全身へのアプローチが効果的
ところで、しつこい肩こりが、ある重大な病気(例えば、ガン)の前兆である場合があることも、何例か経験しています。
「腰痛で死ぬ人は極めて少ないが、肩こりで死ぬことはおおいにある」
これまた、治療業界の有名な言い伝えです。
どうもこの言葉の通り、ガン、脳卒中、心筋梗塞、内臓疾患、などの前駆症状として、しつこい肩こりがおきることがあるようです。
逆に、肩こりを放置すると、こういった病気はじめ、様々な症状、病気を引き起こすことになるという、反対方向の道筋もある、という仮説も、あながち否定できないのではないでしょうか?
肩こりの治療は、辛い局所だけにアプローチするよりも、全身的にアプローチする方が、断然効果的であることは間違いありません。
特に、股関節周辺の柔軟性が低下すると、頚椎、肩甲骨周辺の柔軟性も低下する、ことは確実な事実です。
これは、自己体験からも言えることで、くびが良くない私は(我々のような治療師は、職業柄、腰やくびが悪い人が多いのです)、股関節を中心としたストレッチを日課としていますが、多忙やめんどくささを理由にサボると、だんだんと、腰にきて、そうしているうちに、くびにきます。
ストレッチである程度の股関節の柔軟性を確保すると、これらの症状は、消失します。
ですので、手間はかかりますが、全身治療をしないと、効果的な治療になりにくいのです。
全身の各関節は、確実に連動しているのです。
人体を部分でしか診ないのでは、決して効果的な肩こり治療はできないでしょう。
肩こりでお悩みの方は、OKはり灸マッサージの肩こり治療をぜひお試しください。
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