ここのところ、こり・痛み症状以外の、内科的症状や自律神経失調症的症状や、難病をお持ちの方のご来院が増えている傾向にあります。
元々、当OKは、こり・痛み症状はもちろん、それ以外の、内科的症状や自律神経失調症状や難病治療にも対応させていただく治療院であるべく、そういった治療を実際してきましたし、もちろん全例とはいきませんが、良い結果も出してきました。
当OKの治療の特色として、体のアライメントを整えることにより症状を改善させる、ということがあげられます。
もっとひらたく言えば、体の歪みを整えることで症状を改善させる、ということです。
実際、体の歪みを整える施術を施すと、自然に症状も改善することを多く経験し、そういった施術法をとるようになった経緯があります。
体の歪みを整える施術は、整体(カイロプラクティック、オステオパシー、身体均整法、操体法、武術整体など様々な療法から学んだ手技)的アプローチはもちろん、理学療法の考え方も参考に思考を展開し、理学療法分野の手技療法であるマニュアルセラピー(カルテンボーンのノルディックスタイル、メイトランドのオーストラリアンアプローチ、パリスアプローチ、マリガンコンセプト、などの、マニピュレーション、モビリゼーション手技)によるアプローチ、および、鍼灸施術による体の歪みを整える施術、それらと重複する筋膜連結を意識した手技&鍼灸アプローチ、など、様々な思考法、アプローチ法で、できるだけ多くの症状に対応できるように総合的にアプローチするのが、当OKのコンセプトです。
しかし、体の歪みは確かに改善しているのに、何故か思ったように改善しない内科的症状の患者さんに久しぶりにぶちあたりました。
そこで、出番となるのが、いわゆる東洋医学(正確には中国伝統医学)的思考法、診察法、アプローチ法です。
ところが、最近、私(院長)は、専ら運動器症状、スポーツ領域、トレーニング領域、の思考法やアプローチ法ばかり勉強していました。
いわゆる本来の伝統鍼灸医学である中国伝統医学の研鑚がおろそかになっていたと恥ずかしながら実感しました。
先の患者さんの場合、伝統鍼灸医学領域の、脈診、舌診、腹診、などからその患者さんの状態がどういう状態かを把握し、かつ、それに則った吟味されたツボの選択がなされないと改善させることは困難と感じました。
早速、中国伝統医学の勉強も再開した次第です。
このように、学ぶべきこと、学ぶべき領域が広大で、一生かけてもそれら全部をマスターすることは不可能ですが、「この世の一番の道楽は勉強である」という言葉どおり、知らないことを知る、できないことができるようになる、ことは、自分にとって至福の喜びで、本当に日々好きな勉強をしながら好きな仕事ができる幸せを噛みしめながら、日々生きていきたい、臨床に命を懸けたい、と気持ちあらたに決意した次第です。
自分(院長)は、ただのリラクゼーションを施すだけの施術家には、絶対になりたくない、と、この道に入った当初から思ってきました。
日々精進し、治せる「治療家」として、これからも生きていきたい、と考えているところです。