私(院長)が今主に行っている施術(鍼灸、整体)は、できる限り静的アライメントと動的アライメントを整えて、その結果不快症状の軽減を図る、というものです。
中医学独特の脈診に重きを置いてはいませんので(今のところ)、視診を含めた触診が命です。
視て、触って、患者さんの体がどう変化したかを常にモニターしながら施術を行っています。
触診には、スタティックパルペーション(静的触察)とモーションパルペーション(動的触察)があります。
鍼灸医学の基本はスタティックパルペーションです。
これは当然、非常に大切です。
ですが、OKはり灸マッサージでは、「関節の動き」、も重視しますので、それを診るには、どうしてもモーションパルペーションが必要です。
モーションパルペーションは、鍼灸医学だけ実践する方は、基本的には行わないと思います。
OKはり灸マッサージでは、整体領域の考え方、診方、治し方、も取り入れていますので、たとえ鍼灸治療を行う場合にもこのモーションパルペーションを多用します。
これにより、より患者さんの体がどうなっているのかがわかります。
施術も、関節の可動性が悪い部位を改善する「ツボ」を使用することが非常に多く、この方法は非常に有効です。
とはいっても、例えば、首の動きを改善させる「ツボ」は、首回りはもちろん、遠く離れた手足先などにもあります。
これを見つけれるかが、いわゆる鍼灸師の優劣を決める、ともいうべき分水嶺です。
これらの効果的なツボは、結局、伝統鍼灸医学の理論で説明がつくことが非常に多いです。
ということは、伝統鍼灸医学の知識が豊富=効果的なツボがわかる=よく治せる、ということになるのです。
理論と技術(実践)の両輪が相乗的に高まれば高まるほど、治療成績は向上します。
私(院長)は、まだまだ発展途上ですが、確実に日々前進しています。
これからも、「どこにも行ってもよくならない症状にはOKはり灸マッサージ」となれるように日々精進あるのみです。