頚椎2番3番の歪みがある人は多いです。
ここを鍼で調整する場合、まずは、腹部の肋骨の際の季肋部(きろくぶ)の硬くなっている方に鍼をします。
すると、頚椎2番3番の歪みが修正されていることが多いです。
傾向として、左にズレている場合は右季肋部、右にズレている場合は左季肋部と、対角線で取った方が修正される場合が多いようです。
これは、日々の臨床で発見しました。
私(院長)は、誰かに弟子入りした経験はないので、国家資格を取った後は、日々の臨床を通して、患者さんの症状と体を分析しながら、こういった場合はこうすれば良いという経験を積み重ねてきました。
とにかく患者さんの体をよく診て、触診していく努力を続けていくと、自ずとそれができるようになります。
「常に自分の頭で考える」
これをしていかないと、応用力は身につきません。
この世界に入って約20年。
自分のやってきたことが間違いではなかったと、やっと感じることができ始めている、今日この頃です。
「大抵の患者さんには対応できる」
という自信ができてきました。
これも、地道に自分の頭で考え、自分の感覚を自分の力で研ぎ澄ましてきたからだ、と自負しております。
「どんな患者さんも治せる人は、世界中探してもどこにもいません」
これからも、自分のできることを、気負わず淡々とこなしていくのみです。