OKはり灸マッサージにご来院される方の中で、
「息が吸いにくい」
「なんか息苦しい感じがするが病院で調べてもどこも異常はない」
という方が、結構いらっしゃいます。
このようなケースでは、「胸郭」が硬くなっていることがあります。
呼吸は肺で行われますが、肺自身は自分の力で膨張・収縮はできません。
肺を覆っている胸郭の筋肉が動くことにより、肋骨も動き、呼吸が行われています。
ですので、胸郭を構成する骨格や筋肉が硬くなると、十分に息が吸えなくなり、何か息が吸いにくい、何か息苦しい感じがする、ということが起こります。
また、呼吸において「横隔膜」は最も重要と言っても過言ではなく、横隔膜が十分に機能しないと、やはり息が吸いにくい、などの症状が出ます。
ここで注意したいのが、横隔膜を動かす横隔神経は、頚椎の2~4番から出ています。
よって、「首が凝ると横隔神経を圧迫し横隔神経の機能低下を招き横隔膜が十分に機能しない」
ということが起こります。
逆に、息が吸いにくい、という方は、胸郭や頚が硬くなっているため、それを代償しようとして、斜角筋などの「呼吸補助筋」が頑張って呼吸運動に携わろうとします。
すると、通常以上の負担がかかった斜角筋もまた凝ります。
斜角筋が凝ると、かなり重症な首肩こりを引き起こしますし、時には、腕がしびれ痛むという症状も引き起こします。
こういった状態まで行くと、なかなか自力で改善させることは困難になります。
対策としては、首肩~胸郭を緩めてあげることです。
特に斜角筋は、徒手でゆるめることは非常に難しく、こういった場合は、鍼治療が一番安全かつ有効です。
というわけで、「何か息が吸いにくい」、「何か息苦しい感じがする。でも、病院での検査ではどこも異常はないと言われる」という方は、首肩~胸郭をゆるめる施術で楽になる場合があります。
OKはり灸マッサージの鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。