ハイパーエキセントリック過ぎて理解不能に陥っていた般若心経。
このまま理解不能のままでは嫌だ!と、またいい本ないか探していたところ、「うつ者の般若心経ー自分で治るうつー」という本を発見。
「うつ」と「般若心経」という、ともに関心の高いキーワードに惹かれ早速購入。
結論。
かなり良い。
「般若心経はうつ病に有効な場合がある。心経の理知的な部分と、非理知的な部分とが相まってうつに作用し、その治癒に役立つ場合がある」。
こういったことをこの著者は伝えたくてこの本を書いたのだそうです。
自らが重度のうつ病を般若心経のおかげで克服できた体験から。
通常の解説本とはかなり趣が異なり、般若心経の解説本ではあるものの、それだけではなく、うつ病、と絡めながら、いわゆるうつ病患者さんがよく抱えている「認知の歪み」を般若心経の「認識の在り方」を利用して、改善して「自分で治る」ことの手助けになれば良い、という趣旨のもと書かれています。
それはさておいても、著者の般若心経の読み解き方は非常に斬新で、半分くらいまで読み進めましたが、「これならハイパーエキセントリック過ぎて理解不能と思っていた般若心経を理解し、ファンになり、自分の人生を歩む大きな手助けとできるかもしれない」という感想を抱いています。
それにしても、やはり「求めれば与えられる」。
いい本にまた出会えたことに感謝です。