ずばり、子供の頃筋肉をつけ過ぎると身長が伸びない、という説は本当ではありません。
ただし、毎日きちんとストレッチをして、柔らかくしなやかな筋肉を維持する、という条件付きです。
成長期に筋肉をつけても、柔らかくしなやかな状態を保てば骨の成長の妨げにはなりません。
そもそも、オリンピック級のアスリートは、小さい頃から英才教育を受けてきている人たちがほとんどですが、当然どの種目においても筋肉をつけなければパフォーマンス向上は望めませんので、筋トレもしっかりしますが、背が高い人は多いです。
そういった人たちは、毎日しっかりストレッチをする習慣があり、柔らかくしなやかな筋肉を保っているのです。
パフォーマンスピラミッドの頂点の「スキル」を支える最も底辺の土台となる部分が「柔軟性」なのです。
しっかりとした柔軟性から生まれるモビリティ(可動性)なくして、どの競技でもトップレベルに行くことはできません。
スタビリティ(安定性)より、モビリティ(可動性)がまずは最優先されるのです(ちなみにモビリティがアップするとスタビリティもある程度自然にアップします)。
日本ハムファイターズの注目ルーキー、清宮幸太郎のファーストでの捕球時の素晴らしい開脚が良い例です。
OKはり灸マッサージに訪れるアマチュアアスリートたちの体の硬さにはいつも驚かされます。
あれだけ体が硬かったらそりゃあどこか痛めるでしょと思います。
本格的にスポーツをする人は、老若男女問わず、もっと体の柔軟性を大事にする必要がある、と、常々思っています。
アスリートに限らず、一般の人でも、体が硬くて得することは一つもありません。
ストレッチ、そして、できたら体幹トレーニングを日課にすることを全ての人におすすめいたします。