投球障害に関わる不良な投球動作として、「肘下がり」、「Hyperangulation」、「手投げ」などが挙げられますが、この不良動作は肩だけで起こっているものではなく、その元をたどれば、体幹、骨盤ー股関節、下半身、の機能不全に行きつきます。
体幹においては、胸椎の伸展や回旋といった可動性の低下がこれらの不良動作に行きつきます。
胸椎と肋骨は連動して動くので、当然、肋骨の可動性も関係します。
投球パフォーマンス向上や投球障害の予防には、この胸椎、肋骨の可動性の確保が非常に重要なのです。
ちなみに、一般の方においても、不快症状を訴えOKはり灸マッサージにご来院される方も、実はこの胸椎、肋骨の可動性が低下している方が圧倒的に多いです。
よくこの業界においては、「隠れ胸椎」と言われ、首肩や腰の症状に影に、この胸椎、肋骨の可動性の悪さ、ということが関わっていることが非常に多いのです。