体内循環系として、血液循環、リンパ循環、はよく知られていて、人間が生きていくうえで非常に重要であることは当然です。
他方、同じ体内循環系でも、脳脊髄液循環、のことはあまり知られていないし、その重要性について語られることも多くないです。
が、この少々マイナーな脳脊髄液循環が不全に陥ると重大なしかも原因不明の体調不良に陥る可能性があります。
オステオパシーの領域では、古くからこの脳脊髄液循環の重要性に気付いていて、頭蓋仙骨療法、という手技的アプローチで脳脊髄液循環の改善を目指すことが行われています。
では、脳脊髄液循環の改善は、この頭蓋仙骨療法でしか改善できないのか?といえば、そうではなく、鍼灸治療でも、この脳脊髄液循環の改善はある程度達成できる、と私(院長)は考えています。
理由は、そう考えるしか説明のつかない症状と改善の仕方を臨床において経験しているからです。
もちろん頭蓋仙骨療法という手技自体にも以前より非常に興味を持ち、臨床応用できるように着々と準備をすすめています。
物理療法で患者さんの辛い症状を改善させる、という仕事をするうえで、どうしても避けて通れないのが、骨盤と脊柱と頭蓋骨への施術です。
骨盤の真ん中の骨、仙骨、と、頭蓋骨の真ん中の骨、蝶形骨、に今はまっています。
これらの関係性について、「OKはり灸マッサージの施術で自律神経失調症状が改善される理由」記事で詳しく述べています。