OKはり灸マッサージでは、鍼灸、整体、マッサージいずれのコースの施術においても、筋筋膜ではなくそのもっと奥の骨格(関節)をゆるめることを意識しています。
マッサージにおいても、施術の直接的なアプローチ対象は筋筋膜ですが、私(院長)の意識はその奥の骨格(関節)を常に意識しています。
骨格(関節)をゆるめるために筋筋膜をゆるめる、という意識です。
実際、筋筋膜だけがゆるんで骨格(関節)がゆるんでいないのと、しっかり骨格(関節)までゆるんでいるのとでは、治療効果が格段に違います。
一週間に一回はマッサージをしないともたない、といったようないわゆる「マッサージ中毒者」のような方は、その施術において筋筋膜ばかりをターゲットにされ、その結果筋筋膜が余計硬くなってしまうという状態になり、また強もみ刺激を求め一時的に爽快感を味わうだけ、という悪循環に陥っています。
こういった方は、肝心の骨格(関節)がガチガチで全然ゆるんでいないのです。
骨格(関節)がゆるまないからまたすぐに筋筋膜も硬くなり凝り痛みをぶり返すのです。
ですので、こういった方は、筋筋膜ではなく骨格(関節)をゆるめる必要があるのです(往々にしてこういった方は、骨格(関節)をゆるめるのも簡単ではないですが)。
骨格(関節)がゆるめば筋筋膜は連動して自動的にゆるみます。
一方、ごく優しいマッサージで長い間いい状態が保てる方もいらっしゃいます。
こういった方は、共通して骨格(関節)がやわらかいので、筋筋膜だけへのアプローチでも十分なのです。
スポーツ領域の筋肉系の障害も、元をたどれば骨格(関節)が硬いことが原因のことが非常に多いと私(院長)は感じています。
骨格(関節)をゆるめる方法は色々なアプローチ方法がありますので、その施術者の得意とする方法で行えばようでしょう。
ただ、引き出しが多い方が、より多くのケースに対応しやすいでしょう。
OKはり灸マッサージでは、鍼灸、整体、マッサージ、というように引き出しが多いので、こっちでダメならあっちで、ということができるところがメリットと考えています。
また、整体コースの更なる充実を図るために、様々なアプローチ方法を少しずつですが、日々時間のある時に研究、練習していますので、、整体コースの中だけでも引き出しが多い治療家目指して奮闘中です。
もう一度繰り返しますが、大切なのは、骨格(関節)をゆるめること。
更に詳しいことを言えば、関節は、ゆるければいいというものではなく、適切な可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)を兼ね備えている状態が理想です。
そういった骨格(関節)の持ち主は、不快症状もなく快適な状態で、運動能力も高いでしょう。
この状態を実現するには、施術を受けるだけでは難しいこともあります。
施術を受けるだけでなく、適切な体操やトレーニングを自力ですることがより良い状態を実現できる可能性が高い理由はここにあります。
ただし、体操やトレーニングも、まずは快適な骨格(関節)を施術で実現してからやらないと、かえってマイナス方向に行くことさえありますし、どうしても自力のみでは解決できない問題も少なくないですので、ここに我々治療家の存在意義があるのです。