肩こりと腰痛。
全然違う場所のできごとですので、それぞれが無関係と思われている方は多いと思います。
西洋解剖学を基礎にした整形外科の医者も当然別の関係ない病態として、診断・治療します。
西洋医学は、物事をどこまでもより細かく分析していく思考回路の元に成り立っているので、肩こりと腰痛が一連のものである、という発想には至れないのです。
が、整体的視点から人間の体を診る我々治療家は、人間の体を丸ごと全体で捉えて施術します。
背骨は上から下までつながっているので、腰骨の影響が背中や首と影響しあうのは、「当たり前」のことなのです。
また、背骨がある「体幹」と「手足」も、肩甲骨と骨盤を介して密接に連動しています。
理学療法領域では、西洋医学の思考法を基礎としながらも、「運動連鎖」という概念が近年確率されていることもあり、「全身は連動している」ことを理解するようになってきています。
昨日、OKはり灸マッサージに来られた方は、首肩が辛かったのですが、仕上げに腰回りに鍼をすると、首肩への直接的アプローチではいまいちスッキリしなかったのが、凄くスッキリして楽になられました。
このように、首と腰は密接に連動している、ということを、私(院長)は、しっかりとわかっていますので、辛いところにだけアプローチすることしか頭にない、整形外科医や接骨院・整骨院(柔道整復師)では改善させることのできない症状を改善させることができるのです。