靴底の外側、特に、後ろの外が減る傾向のある人は、首肩こり・腰痛など、身体の痛みに悩まされることが多いです。
靴底の後ろ外側が減るということは、立った姿勢で、いわゆる「がに股」になっていて、骨盤は後傾し、猫背になり、肩甲骨は背骨から外側へ離れるいわゆる「巻き肩」になります。
こうなると、自然に、頭の位置は前方へ偏移し、いわゆる「首前顎上がり」の姿勢になります。
体の中心軸から外側にエネルギーが逃げてしまうので、「疲れやすい」ということも起こります。
こういった姿勢になってしまっては、首肩こり・腰痛にならない方がおかしいと言えます。
「心身の不調」と「姿勢」には、非常に密接な関係があるのです。
姿勢改善には、自らの努力で、日々コツコツと、ストレッチ、や、体幹トレーニング、などを行うことが必要です。
これらを、思い切って日々のルーティンに取り入れれば、必ず自分の体が変化していくことを実感します。
「姿勢改善は他力では成らず」
「姿勢改善は一日にしてならず」
です。
姿勢改善は、自らの日々の努力で成しえるものです。
「好きなだけ食べて自動的にダイエットに成功するということはない」
「筋トレしないのに自動的に筋骨隆々になるということはない」
「有酸素運動に励んでいないのに自動的に心肺能力が上がるということはない」
「柔軟トレーニングをしないで自動的に体が柔らかくなるということはない」
「ギターの練習をしないで自動的にギターを上手に弾けるということはない」
ということと、同じ理屈です。
そういった観点から、OKはり灸マッサージでは、「姿勢改善のための施術」は行っておりません。
施術によって一時的に姿勢改善できたような気になっても、すぐに戻ってしまうからです。
OKはり灸マッサージでは、
「自分の力だけではどうしても解決できない問題」
に対するお手伝いをさせていただくことをモットーにしています。
「姿勢改善は自力でしか成しえない」
というのが、私(院長)の長年の治療家生活からの「結論」です。