よく骨盤が人間の要であり、いわゆる骨盤のゆがみ、が全身の不調と関係している、と言われます。
ここ最近特に基本に立ち返り、今まで以上に骨盤をきちっと調整することを意識して施術するようにしています。
その時には、腰椎、股関節、も一緒に診て、下肢の動きの連動性も診ます。
そこへ、鍼灸領域の概念である、「経絡」も導入して特に下肢のどの経絡に異常があるかをみて、骨盤の歪みの調整に役立てています。
具体的には、骨盤のゆがみのパターンを把握した後、下肢の異常経絡がどこかを判断して整合性があれば、下肢の異常経絡上の反応のあるツボへ鍼をすることで、思ったとおりに骨盤が調整されます。
その後、さらに必要であれば、軽い手技で仙腸関節の可動性をつけます。
直接仙腸関節に鍼をすることもあります。
この段階で、患者さんの抱える症状はかなり軽減しています。
腰痛など、骨盤に近い部位の症状だけでなく、首肩まで明らかに影響が及び、五十肩や首肩こりまで改善されています。
そこからさらに、他部位の細かい調整をすることにより、かなり楽になった状態を実現することができます。
この方法は、今までいろいろなところから吸収した知識から、自分で組み立てなおしたオリジナルなアプローチ方法ですが、これまでより確実に高い効果があることを確認しています。
鍼灸と整体を融合させた感じのアプローチ方法で、自分の理想である総合格闘家的治療家に一歩近づけた感覚があり、かつ、治療効果も上がるので、ちょっと嬉しく思っています。
これからも、整体学的視点と鍼灸的視点を関連づけながらより治療効果が上がる治療を探求していきます。
自分には、まだまだ足りない部分も多いことは、自分自身が十分に分かっていますし、何が足りていないかもきちんとわかっていますので、そこを補う努力と工夫を続けることにより、かなり難しいと思われる症状まで対応可能になることを確信しています。
それにしてもラッキーだったことは、鍼灸を使えることです。
鍼灸治療自体には、他の療法では出せないような効果をいとも簡単に出せてしまう力があります。
それだけに、そのポテンシャルについつい頼って、あまりよく分析しないまま施術し、何で良くなったかわからないまま良くなってしまう、ということが起こります。
それだけ凄い力を鍼灸は持っています。
結果が出ればそれでいいでは、それ以上の発展はありませんので、常になぜ改善したのか?なぜこう変化したのか?を分析しつづけていけば、自ずと施術能力は日々向上していきます。
自分で言うのもなんですが、開業してからのこの半年で、それまでよりさらに施術能力が上がってきています。
今後も、どんどん上がっていくでしょう。
何をしていけばいいかがはっきりわかってきた、より効果の高い施術はどうすれば実現可能か?が見えているからです。
おそらくこのペースでいくと、一週間くらいのスパンでどんどん伸びていくでしょう。
今まで、お電話でご相談されてもお断りしていた何人かの方たちも、今後対応可能となっていくでしょう。
とにかく日々精進。
現状に満足せず、より高い治療効果を追い求めて常に自分の頭で考える。
これ以外伸びる道はありません。
私には、治療において師匠と呼べる人はいません。
特定の流派にも所属していません。
もちろん参考にさせていただいている治療家はたくさんいますし、参考にしている治療方法の探求は欠かしませんが。
これが逆に自分にとっては良かったと考えています。
人に言われたとうりにできない特性を持った人間だからです。
自分の頭で考え、自分でより良いアプローチ方法を考えていくことが何より楽しいのです。
これからもより良い施術ができるように日々精進し、常に患者さん満足度を上げていくことをお約束いたしますので、是非お困りの症状などお持ちの方は、OKはり灸マッサージにご相談ください。