整体

治療部位としての頭部・顔面部

首から上の「頭部」および「顔面部」は、脳幹からつながっている「脳神経」が分布する部位ですので、そこへの様々なアプローチは、ダイレクトに脳幹に及び、症状改善・リラクゼーションに、非常に効果的な刺激になることがあります。

お医者さんや、いろいろな施術家が、近年、その有効性を報告しています。

「超健康になる顔もみ療法」の著者である、長田裕先生も、元々、脳外科医でありながら、新潟の安保徹先生と福田先生の二人のお医者さんが提唱する、自律神経免疫療法、に辿り着かれ、その中でも、独自の、無血刺絡療法、を考案され、和歌山で、ご活躍されています。

この先生が、近年、顔面部への刺激が、自律神経の中枢である、脳幹、に直接伝わることにより、自律神経が調整され、様々な症状が改善する、と、提唱されています。

その、自分でもできる、手っ取り早く、効果的な方法が、「顔をもむ」こと、というわけです。

また、鍼灸師である、萩原秀紀先生のご著書で、これまた、脳外科医である、工藤千秋先生ご監修の、「鼻の横を押すと病気が治る」では、小鼻の両横のポイントを押すと、脳内酸素量が増加し、脳の緊張が軽減し、脳と相関関係にある全身の筋肉がほぐれ、ゆがんでいたからだのバランスが整えられ、様々な症状が改善する、と提唱されています。

また、複数の施術家の方が最近提唱されているのが、耳をひっぱる、と、様々な症状が改善する、というものです。

このように、お医者さんを含め、いろいろな方が、頭部・顔面部への刺激が、様々な症状改善に有効である、と提唱されています。

また、カイロプラクティック、オステオパシー、整体、の分野では、以前より、頭蓋骨調整法、と呼ばれるアプローチ法があり、頭蓋骨のわずかなズレや歪みを調整することにより、血液、脳脊髄液などの循環を改善することで、脳神経系の機能がアップし、様々な症状を改善する、といわれています。

さらには、鍼灸の分野でも、頭や顔はツボだらけ、といってよく、実際、頭や顔へ鍼をすることで、様々な症状を改善させようとするアプローチ方法も、複数存在します。

こういった現象は、本当にあるのでしょうか?

私の、個人的見解は、「あると思います(古)」です。

実際、私の施術においても、頭部や顔面部へ、全身調整を目的として、鍼をすることもありますし、その効果も実感しています。

例えば、肩関節部が痛くて腕が上がらないケースで、顔面部のみの鍼だけで、自然に肩の痛みと運動制限が改善したことがありますし、勤務時代に、パーキンソン病の初期の方に、頭部・顔面部への鍼を中心に治療を組み立ててアプローチしたところ、継続治療により、メネシットという薬を服用しなくても済むようになられた方もいました。(もちろん、ご担当の、神経内科医のご判断です)

また、単純に、頭部・顔面部への鍼は気持ちいい、とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
特に、たとえば、うつ病など、脳機能の変調が、症状を出していると思われるケースで、多く聴かれます。

しかし、うつ病などの、いわゆる精神疾患、でなくても、あらゆる心身の不調、は、多かれ少なかれ、脳機能の変調もしくは低下、が関係している、と考えていますので、頭部・顔面部への刺激は、基本的に、全ての方に有効ではないか、と考えています。

岡山県津山市下高倉西824

0868-29-3909

 

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  • この記事を書いた人

院長 大門信一郎

OKはり灸マッサージ院長。 はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格有。 体のゆがみと自律神経を整える鍼灸師。 鍼灸治療の他、痛くない整体や、心地よい力加減のマッサージも好評です。 なかなか良くならない症状にお悩みの方の力になれれば幸いです。 【OKはり灸マッサージ公式サイト】 岡山県津山市下高倉西824 TEL.0868-29-3909 休業日◇月・金・祝日

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