OKはり灸マッサージには、様々な症状、病気を持った方が来院されますが、結構重症だったり、慢性障害の場合、どんな症状であれ、かなりの割合で頸椎一番に関節機能障害がみられます。
これを、整体領域では、C1フィクセーション、と言いますが、この障害がある場合、神経学上、全身のあらゆる問題が発生してもおかしくはないのです。
通常、左右どちらかに動きにくい場合が多いのですが、時に、どちらからもロックされてしまい、全然びくともしない状態の場合もあります。
とはいえ、C1は、脳とほぼ同等、といえるくらいに重要かつ繊細な部位ですので、下手に触るとかえって状態を悪くしてしまうおそれがあるため、アプローチする場合も、細心の注意をはらって触らないといけませんし、今はそっとしておいてあえて触らない方がよい場合というのもありますので、そこの判断力、技術力が非常に要求される部位です。
C1フィクセーションは、厳密にいえば12種類のずれ方が存在します。
そこへの安全かつ効果的な最善のアプローチ方法を模索しながら触る場合も非常に慎重に触っています。
まずは、鍼でのアプローチが、今のところ最も安全かつ効果的だと判断していますので、アプローチする場合も、鍼でアプローチすることが多いです。
C1フィクセーションに対し、さらに安全かつ効果的なアプローチ方法を研究しているところです。
そこに、現実として存在している、ということまでははっきりと確認できるようにはなっていますが、そこの調整に関しては、まだまだ改善の余地がありますので、できるだけ早く最善の方法をマスターして、どこへ行っても良くならない方の改善率を少しでも上げたいと考えているところです。