OKはり灸マッサージの施術コンセプトは、
「体の歪みを整えることで不快症状を改善する」
です。
OKはり灸マッサージの「はり灸コース」と「整体コース」では、必ず患者さんの体の歪みをチェックしてから施術に入ります。(*マッサージコースではいたしません)
右側の仙腸関節がずれ、第一頚椎は左側にずれるパターンが多い
- 仙腸関節
- 第一頚椎
この関節は、ほとんど動きがないのですが、微妙に動くことで、人間が動く時に、密かに重要な役割を担っています。
この2つの関節が、「関節機能障害」を起こすと、全身に様々な不快症状を引き起こします。
関節機能障害とは
関節機能障害は、関節のずれにより、正常な動きが減少、または消失した状態です。
関節を構成する骨がズレて「関節の遊び」と言われる微妙な動きが障害されます。
この二つの関節「仙腸関節」と「第一頚椎」は、人体にとって非常に重要な関節なのですが、私(院長)の臨床経験上、ある一定の多くの人に共通する「歪みのパターン」が存在するのです。
仙腸関節のゆがみのパターン
仙腸関節が関わるゆがみには、大きく分けて
- 「仙骨にたいして腸骨がズレる」パターン
- 「腸骨にたいして仙骨がズレる」パターン
が存在し、細分化すると、その歪みのパターンは16種類あるとも言われています。
が、臨床的には、そこまで厳密に分類しなくても治療することができます。
そして、この仙腸関節の関節機能障害の9割以上の人に共通するパターンは、
「右側の仙腸関節がズレる」
ということです。
左側がズレることは1割以下です。
第一頚椎のゆがみのパターン
第一頚椎は、これまた厳密に言うと12種類の歪みのパターンがあります。
が、とにかく左右の「横突起」という部位を触診して、「左右どちら側にズレているか」をまずは大まかに把握します。
「第一頚椎」の場合、9割以上で「左側にズレている」のです。
まとめると、
「仙腸関節は9割以上で右側がズレて、第一頚椎は9割以上で左側にズレる」
のです。
これは偶然ではないでしょう。
多くの人で共通の動きのパターンがある、特に「歩く」という動作において、ということが想像できます。
現時点では、仙腸関節と第一頚椎のズレるパターンが「逆になっている」メカニズムは不明です。
人体の動きのメカニズムから必然的にそうなるのでしょう。
継続的なゆがみの調整が、ゆがみにくい体を作る
このように、9割以上の方に共通する歪みのパターンがある、ということを私(院長)は把握していますので、当然それを調整します。
うまく調整できると、確実に不快症状は改善します。
ただ、人体に共通する歪みのパターンである以上、一度調整しても、再び同じようにズレてしまう、ということは当然起こります。
そこで再び施術が必要になるのです。
人によって、一度調整した関節が再びズレるまでの期間には「個人差」があり、すぐに戻ってしまう場合があれば、数ヶ月単位維持できる人もいます。
まれに、施術に反応せずに、ズレを整えることができない人もいます。
が、いずれにしても、施術を継続的に行っていくと、ズレにくくなっていきます。
OKはり灸マッサージの施術は、治療を継続すればするほど、治療間隔を長くすることができます。
月1回メンテナンス的な施術を継続している方が何人かおられますが、非常に良好な状態を維持されている方が多いです。
そういった方の場合、最初はかなり重症であったケースがほとんどで、初めのような悪い状態に戻りたくないという思いで、症状が安定していても定期的に施術を継続されます。
私(院長)は、基本的に、無理に治療の継続をお願いすることはありません。
来る来ないを決めるのは患者さんだと考えているからです。
ただ、一つ言えることは、私(院長)の施術に良い反応がある場合、不快症状から脱却するには治療を継続された方がいい、ということです。
注)9割以上の方の仙腸関節と第一頚椎がズレている、ということではありません。
仙腸関節と第一頚椎がズレる場合、9割以上の方で共通したパターンがある、というお話です。