胸椎、肋骨、胸骨、からなる、胸郭。
この部位は、一般的に、骨盤、頚椎、顎関節、頭蓋骨、などの部位に比べ、その歪みをつい見過ごしてしまう部位ではないでしょうか?
注目するとしても、脊柱の一部である、胸椎、がせいぜいで、肋骨、胸骨、を含めた胸郭全体の「歪み」をきちんと評価して施術しているか?
「運動器としての胸郭」、にスポットを当てた、文京学院大学の柿崎藤泰先生の「胸郭運動システムの再建法」という画期的な書籍を去年購入したものの、ものの見事に「積読(つんどく)」状態でした。
はっきり言って、胸郭の歪みを無視しては改善しない例があるのは、最近の臨床経験より、ほぼ間違いないです。
長期に診させていただいている患者さんでも、この胸郭の歪み、というより、肋骨の可動制限、が、全身に悪影響を及ぼしていると考えられる方がいらっしゃいます。
この方の場合、顎関節、上部頚椎、上部胸椎、骨盤、に、メジャーポイント(最も根源的な歪み)があると判断し、施術を継続させていただいていますが、今日の施術において、この肋骨の可動性を出すアプローチをプラスすることで、非常にいい感じに仕上がりました。
他の方でも、上部胸椎の歪みを、肋骨の可動性を出すアプローチで、これまたいい感じに仕上がりました。
肋骨の可動性、は、当然、呼吸、と密接に連動しているでしょう。
肋骨の可動制限がある、ということは、理想的な呼吸ができていない可能性が高い、と、考えられます。
あらゆる不快症状に、この、胸郭の歪み、肋骨の可動制限、が多かれ少なかれ関与しているのではないか?
まだこの事実に気づいて数日ですので、わかりませんが、この、胸郭の歪み、肋骨の可動制限、へのアプローチを今までの施術に追加すれば、また更に可能性が広がるだろう、と、予測しています。
このように、私(院長)は、最近、我ながらびっくりするくらい、本当に、日々成長しております。
どこがどう歪んでいるか?
施術によって、どこがどう変化したか?
手に取るようにわかる領域に達しています。
毎日、新たなる発見が続いています。
これからも、どんどん成長し、他の追随を許さない領域までひた走っていきますので、どうぞ、これからも、OKはり灸マッサージにご期待ください!