首や背部のこり感や痛みなども含めて、「肩こり」は、
一般的には、
「肩周辺の筋肉が、重い頭や腕を支えるために、持続的に緊張し、血流が悪くなって疲労し、代謝産物がたまって、こりや痛みを発症する。」
と、説明されています。
しかし、実は、肩こりのこり感を感じている部位は、筋・骨格を包んで支持している筋膜などの膠原性結合組織であって、筋肉自体ではないのです。
肩こりは、筋膜などの膠原生結合組織が、構造的な状態の変化を起こすことにより、筋膜などの柔軟性が低下し、縮んでしまうことにより、起こっているのです。
また、これらの、筋・筋膜で頭や腕を支持しきれなくなり、頚椎(首の骨)自体に過剰な負担がかかり、頚椎自体の柔軟性がなくなることによって、頚椎が固まってしまうことにより(固めているのも、膠原性結合組織です)、その周囲の神経を刺激し、その刺激がこり感を発生させます。
ですので、その対策としての肩こりの緩和法としては、
縮んでしまった筋膜などの膠原性結合組織の柔軟性を高める
ことと、
頚椎自体の柔軟性を高める
ことになります。
ですので、例えば、こっているところに電気を当てることや、
やみくもにマッサージでもみほぐすことは、
少し的外れなアプローチ方法である、と言わざるをえません。
OKはり灸マッサージでは、
筋膜の柔軟性を取り戻すために、針やお灸で浅くアプローチし、
頚椎の柔軟性を取り戻すために、整体手技、ときに針も使ってアプローチします。
これにより、術後の頚椎の可動域はグンと広がり、頚椎を動かしたときの、つっぱり感や、ひっかかり感が、消失します。
ただし、肩こりを起こしている、体全体のアンバランスも、同時に整えないと、治療効果は、一時的なものとなってしまいます。
首や肩がこる場合、たとえ腰には自覚的に、何の異常も感じてないとしても、必ず腰の柔軟性も低下しています。
さらには、上肢・下肢の筋膜の柔軟性も改善させないと、より良い治療にはなりません。
その時、特に、手首・足首を柔軟のすることを目指します。
要は、肩こりだからといって、肩ばかりへアプローチしていては、高い治療効果を期待することは難しいのです。
OKはり灸マッサージでは、原因と結果、を常に追求し、合理性があって、より治療効果の高い施術を提供できるように、日々、研究を重ねています。
肩こりでお悩みの方は、是非一度、OKはり灸マッサージの施術をお試しください。