厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない「予備軍」が、合わせて2210万人と推計されることが報告され、その10年前の1997年と比べ約1.3倍に増え、増加ペースが加速しています。
OKはり灸マッサージでも、糖尿病をお持ちの患者さんの割合は少なくなく、本当に身近な病気であることを再認識しております。
私は約10年間、医療機関に勤務しておりましたので、糖尿病がいかに怖い病気であるかは、多くの患者さんと接し、十分認識しています。
まさに、21世紀の国民病といっても過言ではない状況を迎えている糖尿病ですが、なぜこれだけ医学が発達した今日、こんなにも糖尿病が増加の一途をたどっているのでしょうか?
よくいわれる原因として、遺伝的体質、食べ過ぎ、特に脂肪分の取りすぎ、運動不足、ストレス、が、どの文献を見てもお題目のように書かれています。
が、こういった状況は、なにもここ10年20年の話ではなく、この30年位はほとんど変わっていないと考えられるので、どうも納得しかねるのです。
現に、この50年で、総摂取カロリーはむしろ減少しており、脂肪摂取量にしても、やや増えてはいますが、今の爆発的増加とは、とても比例しません。
運動不足にしても、今にはじまったことではなく、モータリゼーションの普及はとっくの昔の話です。
この一週間ほど、様々な文献をあたりましたが、日進月歩で進化する治療については詳しく書かれているものの、肝心のこの私の疑問に、誰一人として答えてくれているお医者さんはいません。
そこで、自分なりに回答を探ることにしました。
この10~15年、確かに社会は大きく変わりました。
その最も象徴的なものが、インフォメーションテクノロジー、「IT」です。
このブログもその恩恵を授かって今こうして記させていただいております。
率直にいって、「情報量が多すぎる」ことが、すべての発端なのではないでしょうか?
それに慣れてしまっている私たちは、知らず知らずの間に、いつも頭(脳)はON状態、交感神経はいやでも高ぶります。
交感神経緊張は血糖値を上げる方向に作用します。
あとは、「電磁波」。
これは、一時よくいわれましたが、最近とんと言われなくなりました。
タブーなんですかね?
こういうことを言い出すと、頭がおかしくなった、と思われる可能性があるので、どうしようかと迷いましたが、人間は生体磁気を帯びていますので、絶対影響がない、とは言い切れない部分があると思います。
このように、ない頭でない知恵を絞っても、このくらいしか浮かんでこないのです。
どなたか、なぜ糖尿病が増え続けるのか?について、納得できる答えをお持ちの方は、お教えください。