人間はもともと左右対称な存在ではない、とよく言われます。
が、重力に逆らって生活する以上、左右のバランスは重要です。
人間は重心を支点として無意識に上下左右前後のバランスをとっています。
健康な人の身体はこのバランスがその人なりにとれています。
この上下左右前後のバランスの崩れが健康の崩れを惹起して何らかの疾病を引き起こしている、という考え方があります。
私(院長)自身の考えでは「あると思います」です。
この崩れたバランスをできるだけ調整する行為が体外からアプローチする鍼灸マッサージ整体などの「治療」の本願となります。
中国伝統医学である鍼灸医学の最基本原則は、「陰陽の調整」です。
つまり、これを構造的な視点に置き換えると「上下左右前後のバランスをとる」ということになります。
「構造が機能を規定する」、という大原則があります。
病気の方の姿勢や動きはその病気を現した病症を呈しています。
「人は見た目が大切」とは、健康面からもそう言えるのです。