全身に点在しているツボは、経絡(けいらく)と呼ばれるネットワークでつながっています。
東洋医学では、経絡は気血(きけつ)というエネルギーの通り道であると考えられており、この気血が滞ることによって、体の不調が起こると考えられています。
経絡の気血のめぐりが悪くなったり、実際に体に不調を感じるようになると、その不調がツボに反映され、押さえると痛む(圧痛)、しこりや腫れ、しびれがあったり、ざらついていたり、湿り気、へこんだ反応、鈍い感覚などがあります。
反応があるツボに鍼(はり)や灸、指圧マッサージをすると、気血の流れがよくなり、症状が改善すると考えられていますが、ツボを刺激することにより、体のゆがみや乱れを整えるという作用もあります。
ツボを刺激するときは、強く押し過ぎず、気持ち良さを感じる程度の”痛気持ち良い”くらいの力がちょうど良い強さです。
また、長く押しすぎるのも良くないので、1ヶ所につき1分くらいを目安にすると良いでしょう。