人間の体は、「中枢」と「末梢」に、大きく分けることができます。
- 「中枢」は、背骨を中心とした体幹部(頭部含む)
- 「末梢」は、手や足
人間の体は、この「中枢」と「末梢」が常に連動して動いています。
例えば、トップアスリートの動きが、例外なく美しいのは、この連動が上手くいき、非常に理にかなった動きになっているからです。
理にかなった姿勢や動作は、例外なく美しいのです。
逆に言えば、どうもこの人の姿勢は美しくないし、動作がなんかぎくしゃくしているな、と、感じるとき、この「中枢」と「末梢」の「連動」が、うまくとれてないのです。
中枢も末梢もどちらも大事だから両方にアプローチする
スポーツ医学の分野では、「体幹主導」といい、「中枢部が安定してこそ、末梢の手脚がきちんと動く」という考え方が、現在の主流です。
この考え方は、基本的には正しいです。
が、末梢の手や足に歪みや硬さなどの不具合があると、これまたうまく中枢と末梢が上手く連動できないことも事実です。
カイロプラクティックに代表されるように、「中枢へのアプローチ」が、施術界でも主流です。
肩こり、腰痛、など、ポピュラーな不快症状が「中枢」部に発生するからです。
が、この中枢部の不快症状も、末梢の手足の歪みや硬さと深く関係していることをきちんと理解して、「末梢からのアプローチ」をする施術家も少なくありません。
ただ、あまりにも末梢からのアプローチだけにこだわるのも、また、片手落ち、といえると私(院長)は考えています。
やはり、「中枢」も「末梢」も、両方にアプローチする施術法が、一番効果的なことが多い、と感じます。
OKはり灸マッサージでは、そうしない方が良い場合や、そうする必要がない場合を除き、基本的に中枢と末梢、両方へアプローチする施術をしています。
時間はある程度かかってしまいますが、「効果が出てなんぼ」ですので、労を惜しまず施術させていただいております。