不眠でお悩みの方は、非常に多いです。
睡眠薬を常用している方も、まれではありません。
さて、人間が眠るには、副交感神経が機能する必要がある、と、言われています。
睡眠に障害がない人は、寝床に入って横になると、副交感神経機能が上昇し、10分くらいで睡眠状態に入るそうです。
一方、不眠の人は、寝床に入って横になっても、一向に副交感神経機能が上昇してこないことがわかっています。
副交感神経機能が上昇しないから、眠くならない、ということです。
よって、不眠を改善するには、副交感神経機能を改善することが重要である、ということが言えるのです。
適切な鍼灸治療は、副交感神経機能を改善させる効果がある、と言われています。
「鍼灸治療を受けるとよく眠れる」、という方がいらっしゃいますが、こうしたメカニズムが働いてるためです。
ところで、寝床に入って横になったら、ほぼ瞬間的に爆睡状態に入る、という状態は、極度に疲労がたまっていたり、体力が衰えている、ということを意味し、これまた、健康な状態とは言えない、とのことです。