OKはり灸マッサージには、慢性の頭痛やめまいだけでなく、急性期のマックス状態の頭痛・めまいで来院される方もおられます。
もちろん、脳外科等の病院をきちんと受診していない場合は、先に病院へ行っていただきます。
頭痛・めまいは、時に命にかかわる症状である場合もあるからです。
急性期、という意味では、腰痛でいえばぎっくり腰の痛みマックス時の治療に相当しますが、腰痛で死ぬことはほぼないと考えていいので、この場合は、病院を受診していなくても治療を承諾します。
ぎっくり腰に、鍼灸治療は一番効果がある、と自信を持っていえるからです。
OKはり灸マッサージでの、ぎっくり腰の治療成績は9割を超えます。
一部の例外を除き、ほとんんどの場合に効果がみられるからです。
一方で、急性期の頭痛・めまいの治療はどうでしょう?
ほぼ必ず、「首」の問題がからんでいますし、睡眠不足などのストレスが引き金になっているケースが多いように思います。
ここ数日、津山では急に寒くなりましたので、いわゆる「風邪(ふうじゃ)中医学でいう外邪=冷気などの外的影響のこと」に膀胱経が侵されて、急性期の頭痛・めまいを訴える患者さんが相次ぎました。
「首がネック(ダジャレではありません)」なのはわかっているのですが、ではその首局所へアプローチすればいいか?というと、特に急性期は余計悪化させるおそれがあるため、できるかぎり遠隔(痛いと感じているところから遠い部位、手、足、など)からアプローチします。
ぎっくり腰などの急性腰痛の場合も、基本的には同様のアプローチをOKはり灸マッサージではとることが非常に多いですが、頭痛・めまいに関しては、ほぼ100%そうします。
そして、「腹6分目」の治療をこころがけ、例えば一番痛いときの痛みを10とすると、5になったら御の字、と考え、患者さんに納得してもらい治療終了とすることが大半です。
これは、急性期の頭痛・めまい治療だけでなく、どんな症状に対する治療でも、「おなかいっぱい・満腹治療」は、えてして良い結果を生まない、特に、敏感気質・体質の人において、ということが今までの経験から言えます。
その後の経過は、その患者さんの体質や環境などにより様々な経過を辿るため、1~2日様子をみて、再来院するかどうかを患者さん自身に決めてもらいます。
この、いわゆる予後(治療した後どういった経過をたどるか?)まで見通せれば、もう「名人・達人」の域ですが、残念ながら私(院長)は、そのレベルには至っておりませんので、患者さん自身に判断を委ねるしかないのが、今のところの状況です。
とは申しましても、経験を積むにつれ、「まあ大丈夫かな?」くらいの見当は、つき始めています。
実際、その後、改善している場合が圧倒的に多いです。
これからの時期増えると思われる、病院へ行っても良くならない、頭痛・めまい、でお困りの方は、是非一度OKはり灸マッサージへご来院ください。
ただし、先にも申しましたが、急性の症状で、今までに経験したことのないような頭痛・めまい症状の方は、先に、脳外科などの医療機関を受診されることをおすすめいたします。