OKはり灸マッサージに、この3月、4月、5月、と、毎月ぎっくり腰になり、その都度来院された患者さんがいらっしゃいます。
この方は、以前から慢性的に腰回りが重だるいという症状はありましたが、ここまで連続でぎっくり腰を繰り返したことは今までないそうです。
幸か不幸か、ぎっくり腰の治療をすると、しばらく普段よりも腰の調子が良いので、張り切って頑張ってしまい、またぎっくり腰になる、とのこと。
この方が、5月(今年3回目)のぎっくり腰で来院の際、「自分では気づいていなかったが、嫁から、あんた毎回飲み会の数日後に必ずぎっくり腰になってるよ、と指摘され、そういえばそうだと気づいた」とのこと。
飲み会で飲み過ぎた数日後に必ずぎっくり腰になる。
これは、内臓が冷えることにより、大腰筋という腰を支える最も大事な筋肉の弱化を招き、結果、ぎっくり腰を発症している、と推測されます。
このように、体の内側と外側は密接な関係しています。
内臓の調子が悪いと腰痛になるし、また、腰痛があると内臓に悪影響を及ぼす、という双方向の関係があります。
慢性的な腰痛を抱えているかたは内臓の機能低下を疑ってみる必要があるし、慢性的な内臓機能の不調がある方は腰が悪くないか疑ってみる必要がある、ということです。
私(院長)自身の体験でも、トレーニングを毎日実施していると、当然体の外側は良い状態になりますが、それとともに内臓機能もアップするのを実感します。
ちなみに、この内臓機能の良し悪しは「肌」に顕著に出ます。
肌のきれいな人は内臓機能もいいだろうと予想できるし、肌の感じがあまりよくない人は内臓機能も問題がありそうと予想します。
やはり健康状態はお肌にでますので、お肌が気になる方は、化粧品などに頼る前に内臓機能の改善を目指すことも必要なことだと考える者です。