触察(触診)技術には、スタティックパルペーション(静的触察)と、モーションパルペーション(動的触察)があります。
日々の臨床経験により、私(院長)の触診技術は、近年、飛躍的に向上しているのを実感しています。
スタティックパルペーションに関しては、ここ何年かで、ほんのわずかな変化も解るようになっていましたし、さらに、触らずとも、観るだけでわかるレベルまできていました。
さらに、ここ最近、モーションパルペーションの技術も、向上してきていることを、ひしひしと実感します。
モーションパルペーションとは、要は、関節機能が正常に機能しているか?を、ジョイントプレイ(関節の遊び)、の有無により判断する技術のことです。
特に、脊柱において、この、ジョイントプレイが消失すると、必ずその関節機能障害に対応する不快症状を発生させます。
肩こりの原因が、頚椎・上部胸椎のジョイントプレイの消失からきていることは、非常に多い事実です。
モーションパルペーションにより、関節機能障害を起こしている関節の、ジョイントプレイを再獲得させてあげると、即座にそれが原因の不快症状は消失します。
これを、頭蓋骨、四肢、など、あらゆる関節で実施することが可能になれば、かなりの症状に対応できるようになるでしょう。
実現めざして、精進あるのみです。