突然、耳が聞こえなくなる。
そんな病気に不幸にもかかる方は、意外に多いのです。
当然、慌てて耳鼻科へ行くでしょう。
そこで、「突発性難聴」と診断されたり、「急性低音障害型感音難聴」などの診断が下り、主に薬物による標準治療がなされます。
そういった標準治療をきちんと適切に行っても、特に突発性難聴の場合、完治するのが3分の1、ある程度改善するものの後遺症が残るのが3分の1、治療が全く無効、聞こえないままになるのが3分の1、といわれています。
この5月と6月に、OKはり灸マッサージに立て続けに急性難聴で来院された方が2名いらっしゃいました。
結論的に鍼灸治療により著効(その場で改善します)。
幸いにも、お二人とも、どちらかと言うと治りやすいとされている「急性低音障害型感音難聴」のようでした。
治療ポイントはズバリ上部頚椎です。
それと連動する顎関節と仙骨もアライメント修正に徹し、関節の歪み、関節の制限されている動きの遊びを出す、という施術で著効するのです。
私(院長)には、2症例とも、どこがどおなっていてどおやったら治るか?が手に取るようにわかりました。
ただし、再発の少なくない病気ですので(おそらく修正されたアライメントが元に戻ろうとして症状がぶり返す)、完全に改善をみるまでは定期施術をおすすめ致します。
何を隠そう、私(院長)自身も、去年右耳が突然聞こえなくなりました。
が、治療家たるもの病院などへは行きません(風邪は速く治るので行きますが)。
毎日寝る前に自分自身で頭蓋骨調整をしていたらある日聞こえるようになりました。
今でも朝起きたら右耳がふさがっていることが時々ありますがすぐに治ります。
私の右側頭骨は外方へ変位しやすい傾向にあるようです。
ちなみに、難聴などの耳の愁訴と「噛み癖」が連動していることは少なくないようです。