凝り痛み、自律神経障害、その他の様々な症状を呈する人は、ほぼ背骨のねじれがあります。
背骨のねじれがある、ということは、体の左右の神経系に左右差が生まれる、ということです。
神経系に限度を超えた左右差があると、必ずなんらかの症状を発生させます。
背骨のねじれは、一か所だけがねじれているという場合はほぼなく、いくつもの背骨が連なってねじれています。
カイロプラクティックのサブラクセーション(関節機能障害による神経圧迫)はそのねじれの頂点のみを観ている、と言えます。
頂点のみをうまく矯正できればぐっと体は良くなることもあるでしょう。
が、私(院長)は、頂点だけでなく背骨全体を捉えて調整する必要があると考えています。
当然、その上下の頭蓋骨と骨盤、周囲の肋骨、胸骨も調整する必要があるでしょう。
さらには、上下肢の不具合も背骨のねじれを生みますので、結局全身を調整する必要があります。
OKはり灸マッサージでは、常々「全身を調整する」と言っていますが、そういった理由があるのです。
中枢の歪みは末梢の歪みを生み、また、末梢の歪みは中枢の歪みを生みます。
だから全身調整する必要があるのです。