当OKはり灸マッサージでは、鍼灸施術において、置き鍼、を積極的に使用しています。
具体的には、セイリン、という、日本の鍼メーカーの商品の、パイオネックス、の0.6ミリ、を使用しています。
たった0.6ミリだけの鍼が皮膚に刺さったままに置いておくために、貼れるようになっています。
皮膚に刺さっている感覚はまったくありませんが、非常に高い効果があるため、使用しています。
ただし、貼るツボの場所によっては、かえって症状改善の邪魔をする場合が、たまにあります。
本日も、左肩が痛くて上げにくい方の治療の仕上げで使用しましたが、95%まではいいのですが、あとの5%がどうしても改善しない、と、いろいろな場所のツボを試していましたが、どうもうまくいかず、では、と思い、すでに貼ってあった一個をはがすと、100%の改善になりました。
このように、貼ることによって、かえって症状改善の邪魔をする場合がごくたまにあるので、効果があるかを慎重に見極めながら、貼っていかなければならない、と改めて思いました。
また、この、パイオネックスの他にも、耳つぼ刺激でよく使用する、ノイロコルン、という、金の粒をシールで貼って、ツボを押したままにしておく、針、とはいえないものも、また、非常に効果があることを、別の患者さんで確認しました。
この方は、ある難病の治療の副作用で、大腿骨頭壊死、という大変な状態になられ、どうにも股関節部が痛く、病院の治療でも痛みのコントロールがうまくいかないということで、来院されました。
お持ちの病気の都合上、感染しやすい、というお体のため、針を皮膚へ刺すことは、リスクがある、と考え、接触するだけの鍼と、これまた皮膚に刺さない、ノイロコルン、を使用して治療したところ、かなり痛みが軽減しました。
引き続き治療中ですが、何とか痛みが軽減した状態の維持を達成できるように願って、患者さんと一緒にがんばっているところです。
また、本日、別の患者さんでも、非常に刺激に敏感な方、と判断したため、鍼を皮膚に刺さずに、接触させて回旋させるやり方で、十分な効果がでました。
鍼(はり)、といえば、ブスッと筋肉に刺す、というイメージがあるかもわかりませんが、OKはり灸マッサージでは、患者さんの感受性や病態に合わせて、刺さない鍼から、しっかり刺す鍼まで、使い分けております。
基本的には、非常に軽微な刺激で変化することも多いですので、まずは、軽い刺激を中心に施術し、時により、人により、ガッツリいくときはいく、という施術をしておりますので、様々なタイプの方や症状に対応できるものと、OKはり灸マッサージは、はり灸施術を、自信を持って、おすすめいたします。