ここ最近の患者さんで、一週間くらい前からの体、特に上下肢のだるさを訴えて来院された方に鍼灸治療を施させていただいたところ、劇的に改善した、という事例がありました。
この方は、毎年インフルエンザにかかるので、今年初めてインフルエンザの予防接種をしたところ、数日してこのような症状が出現した、とのことです。
こんな体のだるさは人生初とのことで、予防接種を行った病院は否定していたそうですが、状況的に、予防接種の影響は否定できない、と考えています。
この方は、ずいぶん改善はしたものの、その後の追跡調査で、まだ上肢のしびれるようなだるさが残っているとのことです。
このように、確定はできませんが、インフルエンザの予防接種の副反応であることは否定できませんので、インフルエンザの予防接種をお考えの方は、こういうこともありえる、という認識のもとに自己責任で判断されることをおすすめいたします。
ちなみに、基本的に健康な成人がインフルエンザの予防接種を受けることに果たしてどこまで意義があるのか?は私(院長)自身は疑問に思っております。
基本的に健康な成人が、たとえインフルエンザにかかっても、重篤な状態になることは稀と考えるからです。
インフルエンザの予防接種による副反応も稀、と考えれば、どちが正しいか、ということは判断できませんが、皆様自分自身で良くお考えになられてから予防接種を受ける、または、受けない、を判断なされるのがよろしいかと存じます。