中腰になると腰を痛めやすいことは誰も疑わないでしょう。
体幹を前屈するとき、腰背部筋が収縮します。
立位で体幹を後屈するときは、背中の筋肉はほとんど収縮しません。
その代り、お腹側の筋肉が体幹を支えるために収縮します。
そのため、体幹の前傾が深くなるにつれて腰背部筋の負荷が増えていきます。
このとき、腰背部筋は、筋が伸びながら収縮するという「遠心性収縮」という収縮の仕方をします。
腰背部筋が遠心性収縮をすると、その筋肉内では、「うっ血」が起こります。
この「うっ血」の増大が、筋内圧の上昇を引き起こし、結果的に、筋血流の低下、すなわち「虚血」をきたし、腰痛を発生させる、と考えられています。
要するに、体幹が前傾姿勢をとることで、腰背部筋内圧が高くなり、筋内血流が低下し、腰痛が発生するのです。
よって、中腰、すなわち腰背部筋の遠心性収縮を長時間にわたり強いることが腰背部筋にとってはもっとも悪い姿勢といえます。
ですので、そういった中腰などの腰背部筋にとって負担が大きい姿勢をなるべくとらないように意識することが、腰痛予防につながります。
ただし、仕事などで、どうしても腰背部筋に負担のかかる姿勢を維持しなければならないこともあるでしょう。
そういった場合、腰背部筋内圧は上昇し、血流は悪くなっていますので、鍼灸マッサージ治療により、腰背部筋の緊張をゆるめることで、腰背部筋内圧を低下させ、血流を改善させることで、腰痛が楽になります。
シップをはってもちっとも良くならない腰痛をお持ちの方は、是非国家資格を持った、信頼のおける鍼灸マッサージ師の治療を受けられることをおすすめいたします。
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