OKには、心身の様々なストレスを抱えた方が来院されることは少なくありません。
過労、人間関係、などなど。
ストレスが原因で、胃が痛い、など、はっきりとストレスのせいだ、と自覚されている方。
一方、原因は何だかよくわからないけれど、腰が痛くなった、とおっしゃる方。
今日、感じたのは、ストレスのせいである、と明確に感じておられる方の方が、何らかの対処がしやすいメリットがある、ということです。
ストレスを明確に自覚していれば、それをできるだけ避けようと工夫したり、軽減させようと努力することができるからです。
一方、原因不明、とおっしゃる方でも、原因のない結果、というものは、この世に存在しませんので、気づいていないだけで、何らかのストレス(心の方面だけでなく、例えば、重いものを持つ、というのも、物理的ストレスです)がかかって辛い症状につながっているはずです。
このストレスに心当たりがない、という状態は、一見、健全に思えますが、逆に、ターゲットが定まらないだけに、対処のしようがない、というデメリットがある、と思えるのです。
自分自身を振り返っても、20代だった名古屋でのサラリーマン時代、体を壊した際、自分は絶対に心身共に壮健で、これを崩すということは絶対にあり得ない、という、それまでたまたま運よく快調に人生を送ってきたがために、根拠のない自信を持っていました。
今考えれば、心身共に、ストレスがかかりまくりだったのに、絶対に俺は乗り越える、と、自信満々で、とうとう動けなくなって、大学病院に無理やり連れていかれた時にも、お医者さんから、「ストレスはないか?」と、聞かれても、「ストレスなどない。この辛い症状だけがストレスだ!」と、断固として、ストレスに目を向けようとしませんでした。
ストレスに負ける、=心が弱い人間、俺はそうじゃない、と、ストレスを認めたくなかったのでしょう。
これでは、対処のしようがありません。
今日来られた患者さんは、のっけから、ストレスのせいである、と自覚されていて、ご自身でも、なんとか対処しようと工夫されている様子をお聴きして、「これなら、遅かれ早かれ、遠くないうちに、辛い症状は改善するだろう」と、感じたものです。
このように、ストレスがかかっている、と、自覚することの重要性を認識させていただき、非常に勉強になった一日となりました。