高血圧で頭痛が起こることはよく知られています。
しかし、血圧は低すぎても、また、頭痛を引き起こすことは、あまり知られていません。
血圧が下がりすぎると、脳の血液循環も悪くなるため、頭痛が起こるのです。
高血圧の患者さんが、漫然と降圧剤を処方され、いつの間にか低血圧になっていた、という事例は、実は、少なくありません。
私たち地球上に住み生きている者は、大自然の影響を絶えず受けています。
つまり、寒い冬と、暑い夏が同じ血圧であるわけがないのです。
人間が元気に生活するためには、120~130/70~80mmHgくらいの血圧は必要です。(あくまでも、心臓疾患や腎臓疾患などがない場合です)
高血圧でも、低血圧でも、頭痛は起こる、ということを知り、降圧剤を服用されている方は、血圧が下がりすぎていないかをチェックする必要があります。
ちなみに、寝た状態で血圧を測ると正常でも、立った状態や、座った状態で、血圧が低下する場合がありますので、ご注意を。