疲労倦怠感を訴える方の多くは、交感神経機能亢進、副交感神経機能低下の自律神経機能のアンバランスから、内臓の血液循環量が低下している、と考えられます。
例えば、頑張りすぎた後、お腹はすいているはずなのに食事がのどを通らない、という経験をされた方はいないでしょうか?(私はあります。)
この時の状態が、まさしく、交感神経機能亢進、副交感神経機能低下により、内臓の血液循環量が低下している状態といえます。
この状態は、体の外側、内側を問わず、末梢まで十分な血液が循環していない状態、と考えることができ、いわゆる「冷え」の状態にある、と考えられます。
また、疲労倦怠感を訴える方は、ほぼ全例で、体背面の筋肉が凝っています。
この体背面の「凝り」は、血液循環のさまたげになり、結果的に、内臓の血液循環量が低下する状態に陥る、と考えられます。
要は、体の外側が凝って血液循環が悪いときは、体の内側である内臓の血液循環も悪くなっており、その結果、内臓機能が低下し(内臓疲労)、疲労倦怠感が出現するのです。
この状態に対する、一番有効な対処法として、鍼灸マッサージ治療があげられます。
はり、お灸、マッサージで、凝りの原因となっていた交感神経機能亢進、、副交感神経機能低下の状態を改善することで、全身の筋肉(内臓筋も含む)がゆるむことで、内臓の血流も改善し、内臓機能がアップし、その結果、疲労倦怠感を改善させることができます。
「忙しい現代人は大なり小なり疲れているのは当たり前」と、日頃感じている疲労倦怠感を無視して頑張り続けると、慢性的に異常な疲労倦怠感を訴える病態である「慢性疲労症候群」に陥ってしまう危険性があります。
日頃感じる疲労倦怠感を「当たり前」と無視せずに、早め早めに対処されることをぜひおすすめいたします。
その最良の対処法が、はり灸マッサージである、と、OKはり灸マッサージは、自信を持ってお伝えいたします。