サッカー日本代表で、ハノーファー所属の清武選手が、非常に印象的なコメントをされていました。
彼は、以前、下半身のストレッチはするが、上半身はせずに、筋トレで固めて体重増やして、世界の選手に当たり負けないようにしてたそうですが、体重は増えても逆に体は思うように動かず、動きが固くなった、体は太くすればいいというものではない、と実感した、と言っています。
そして、さらに、同じく日本代表の長友選手が、ヨガをやって常に全身を柔らかくしていることに刺激を受け、早速今までやってなかった上半身のストレッチをするようにしたところ、すぐさま動きが良くなったことを実感し、実際結果も出た、とのこと。
長友選手曰く、サッカー選手も、下半身はもちろん、上半身を柔らかくすることは非常に大切で、上半身も下半身と連動していくもので、世界レベルの選手は、皆、体幹が強いだけではなく、柔軟性も同時に兼ね備え、上半身と下半身が連動した動きができている、メッシとネイマールが代表的で、彼らは、ドリブルする時、常に上半身の力が抜けていて、クネクネするイメージで動けているから、結果につながっている、と指摘したそうです。
世界の第一線で活躍している彼の言葉は、非常に説得力があり、非常に大事なことを指摘している、と感じます。
体幹は、ただ固めればいいというものではない、ということは、世界トップレベルのアスリートであれば、おそらく誰もが理解していることだとは思いますが、それ以下のレベルのアスリートは、案外、体幹は固めることが大事、という思いで体幹トレーニングに励んでいるのではないか?と想像してしまいますが、決して的外れな意見ではないと考えています。
競技の種目にもよるとは思いますが、やはり、モビリティとスタビリティを兼ね備え、そして、ファンクショナル(機能的な)な身体が、どんなスポーツにおいても重要である、と感じるし、また、一般人でも、その実現は、凝り痛みなく、疲れにくく、動きやすい身体を実現する鍵である、と考えています。