身体の動くべきところが動き、止まるべきところが止まる、という動きが正しい動きです。
滑らかな美しい動き、全身が効率的に連動している動き、が行われている時、身体の動くべきところが動き、止まるべきところが止まる動きになっています。
動きべきところ(可動性)は、足関節、股関節、胸部、肩甲骨、です。
止まるべきところ(安定性)は、膝関節、骨盤、腰部、頚部、頭部、です。
さらに、可動性優位の部位にも安定性が同時に必要ですし、安定性優位の部位にも可動性が必要です。
これらが達成された身体は、高いパフォーマンスを発揮し、怪我もしにくいのです。
逆に、これらが達成されていない身体でガンガンに技術練習ばかりすると、スポーツ傷害を発生させると言えます。
ですので、技術練習の前に、まずは基礎トレーニングなのです。
特に、中学・高校は、非常に短い期間ですので、スキルトレーニングに明け暮れたい気持ちは重々理解できますが、「急がば回れ」、まずは正しい動きを身に着ける前提となるモビリティとスタビリティを兼ね備えた身体になることが必要です。
そうすれば、身体の状態をかえりみず技術練習ばかりしているより必ずパフォーマンスはアップするでしょう。
動きづくりのメソッドも様々なものがあります。
それらのどれが良いか私(院長)自身の身体でこれから検証していこうとかんがえているところです。
今のところ、ランとストレッチと体感トレだけで十分身体は良好になるし、パフォーマンスレベルは向上することを実感しています。
そこに何らかの「動きづくり」メソッドを加えて、トータルで基礎トレーニングとします。
個人的には、日々の練習は、技術練習と基礎トレーニング半々くらいの割合でも十分ではないか、と思っています(もちろんシーズンのどの期間にあたるかで基礎トレーニングの割合を増やしたり、技術練習の割合を増やしたりする微調整は必要です)。
https://youtu.be/8YtgdmDl5-c