SAQ、とは、スピード、アジリティ、クイックネス、の頭文字です。
スポーツにおけるスピードをこれら3要素の分類し、トレーニングを行うことから、この名称が使われるようになりました。
SAQにおけるスピードとは、「重心移動の速さ」のことで、前方向だけでなく、横、斜めなど、すべての方向への重心移動が該当します。
アジリティ、は、「運動時に身体をコントロールする能力」のことです。
クイックネスは、「刺激に反応して速く動き出す能力」です。
SAQトレーニング全体の目標は、「正しく早く動く」ことにあります。
近年は、子供の運動環境が一昔前とは激変し、幼少期の遊びを通して自然に運動能力を培うことが困難になっています。
そういった環境で育った子供が、いざスポーツをやることになっても、その「土台」がない状態なのです。
当然、競技に必要な高度な技術、動作を教えられてもできない。
そこでの練習量だけでは土台にはならないのです。
そこで、登場したのが、SAQトレーニングなのです。
以前は、「遊び」の中で培われたスポーツに必要な土台を身に着けることが目的です。
この土台が脆弱な状態でいきなり本格的なスポーツを行うため、近年、シンスプリント、などに代表されるスポーツ障害が後を絶たないのです。
このように、運動能力向上、だけでなく、障害予防、にも、このsAQトレーニングで、スポーツ動作の基礎となる土台を築く必要があるのです。
自分の小一の息子で実践させ、自分も実践することで、その有効性を証明していきたい、と考えているところです。