主要な吸気筋である横隔膜の機能低下により、十分な吸気活動が行えていない場合、上位胸郭の肋骨に付着する斜角筋と小胸筋をはじめとする吸気補助筋が過活動を起こします。
これらの筋が過活動を起こす=首肩こりが発生する、という図式が成り立ちます。
こういった場合、施術により一時的に症状が緩和されても、大元の横隔膜の機能低下が改善されないと、症状は再びぶり返してしまいます。
施術とともに、横隔膜を含むインナーユニットを鍛えることで、首肩こりが楽な状態を維持できる可能性があります。
首肩こりだけでなく、あらゆる不快症状の根本的な原因として、「インナーユニットの機能低下」、が関わっている、と感じる今日この頃です。