結論的に、胸式呼吸が優位な場合も、腹式呼吸が優位な場合も、インナーユニット(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋)の機能障害を有している、と判断されます。
インナーユニットを構成する個々の筋の協調的な適切な働きが保たれて、理想的な呼吸である、「胸腹式呼吸」、が可能となるのです。
ちなみに、呼吸を正しくするだけで、瞬時に立位姿勢(立ち姿)は改善されます。
OKはり灸マッサージでの施術後、ほとんどのケースで立位姿勢が改善されますが、施術により、筋骨格系の調整が達成されるとともに、呼吸機能も改善しているからかもしれません。
慢性的なこり・痛みや、疲労感、をお持ちの患者さんで、「呼吸が浅いなあ」と感じることは多々ありました。
これまで、あまり評価してこなかった、というより、めんどくさくて逃げてきていた「呼吸」をしっかり評価、改善させてい段階に、OKはり灸マッサージもいよいよ突入せざるを得ないくらい、やはり古来より重要視されている、「呼吸」が、全身症状と密接に関連していることが、この休みにした勉強で確認できたましたので、これから少しづつ呼吸について、自分自身のセルフケアにおいても意識しながら研究し、施術に生かせるようにしていこうと考えています。