肩が痛くて腕が挙がらない、動すと痛い、といった五十肩様症状でOKはり灸マッサージにご来院される方は非常に多く、常に入れ代わり立ち代わり2~7名くらいの方が治療中という状況です。
肩の治療は非常に難しいと感じているセラピストは多いようで、肩関節の特集を組んだ医学雑誌は瞬く間に完売となります。
ちなみに私(院長)も難しいと感じているその一人です。
ですが、治療成績は決して悪くはなく、というよりも、ほとんどの症例で改善をみています。
他の症状もそうですが、肩も、肩だけを診ていては絶対に良い結果を生みません。
投球障害肩において、体幹や下半身の不具合が影響するということは今では常識となっています。
難しい肩関節の治療でなぜ比較的好成績をあげられているのか?は、常にあらゆる部位の影響を想定して施術しているからです。
具体的には、肩甲骨、肋骨、頚椎、頭蓋骨、胸椎、骨盤(特に仙腸関節)、股関節、上肢、下肢。
こう見ると、ほぼ全ての部位が肩に影響していることがわかります。
肩関節症状は、外傷以外は、結果であり原因ではないのです。
以前はよくしていた肩甲上腕関節(いわゆる狭義の肩関節)へのアプローチは、現在あまり必要としていません。
他部位へのアプローチで可動域の改善、疼痛緩和が達成されるからです。
このように、それを知っているか知らないか、で、非常に大きな差が生まれるのです。
これは、あらゆる世界のあらゆる事項でもそうである、と思っています。
とにかく、「肩関節ならOKはり灸マッサージにお任せ!」という自信はある私(院長)なのです。