腰椎椎間板ヘルニアの病変部位は、ヘルニアそれ自体とヘルニアに圧迫された神経根です。
ヘルニアを病変部位とする痛みが「椎間板原性疼痛」、神経根を病変部位とする痛みが「神経根性疼痛(根性痛)」です。
椎間板原性疼痛の場合、疼痛症候学的にみると、消炎薬単独で治療が可能なのは、病態がヘルニアの炎症に限られ、かつ、神経系の感作が生じていない病初期の段階だけです。
神経根性疼痛は、基本的に神経障害性疼痛と同じメカニズムにより生じます。
神経根には炎症が生じています(神経根炎)が、感覚受容性ではないので炎症性疼痛ではありません。
よって、根性痛に消炎薬は無効です。 これら、腰椎椎間板ヘルニアの二つの痛みに、基本的に鍼灸治療は有効な場合が多いです。
その治効メカニズムは、消炎、神経の回復促進、神経根の細動脈拡張による血液循環改善、神経反射性の筋緊張緩和、下行性疼痛抑制系の促進、鍼灸刺激の逆行性神経伝達による神経原炎症の緩和、などが想定されます。
最近、OKはり灸マッサージには、腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛、下肢痛、でお困りの方のご来院が、頚椎椎間板ヘルニアによる上肢の痛みしびれでお困りの方と共に、非常に多くなっています。
季節柄でしょうか?
とにかく手足がしびれ痛んで困っておられる方が非常に多いことに驚かされるとともに、おおむね鍼灸治療は有効です。 こういうような症状が、病院や他の整体院などの治療で改善されない方のご来院をお待ちいたしております。
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