昨日最後の患者さんは、新患の方で、主訴は、手の指と足裏のしびれ、でした。
電話での予約受付時、病院の検査では異常なしと言われている、とのことで施術をお引き受けいたしました。
が、よく聴くと、かかった病院は、内科クリニックで、血液検査と簡単なスパークリングテストという徒手検査のみで、異常なし、様子をみましょう、と帰されたという。
その頃は、上下肢に力が入らないという麻痺症状があったにもかかわらずです。
そこで、とりあえず、と、ホフマン反射というテストをしてみると、見事両手とも陽性。
膝蓋腱反射も顕著に亢進。
この所見は、首で脊髄が何らかの障害を受けている可能性が高いことを意味します。
そこで、今回は施術せずに、明日仕事を休んでMRIの撮影ができる整形外科を受診するように指示して帰っていただきました。
病院でどこにも異常はない、という言葉を安易に信用してはいけない、と改めて認識させられた症例でした。
ところで、気になるのは、その内科クリニックの対応です。
両手足がしびれ、運動麻痺まで出ているのに、なぜ、脳外科や整形外科などしかるべき医療機関に紹介しないのか?
様子をみましょう、で済むのか。
幸いにも、運動麻痺の方は改善したのでラッキーですが、緊急手術の適応である可能性も否定できない事例だと思います。
本当は言いたくないことですが、OKはり灸マッサージに来られる多くの方から、「県北にはろくな医者がいない」という言葉です。
現在、一津山市民である私(院長)は、その言葉を聞くたび複雑な思いにかられます。
本当は、安心してかかれるお医者さんが津山にたくさんいてほしい。
が、津山市民の方の県南志向を差し引いても、今回の件はひどい。
その他にも、ここでは言えない、様々なずさんな医療行為の様子を聞いています。
私(院長)は、できるだけ医者にはかかりたくない人間ですが、もし、自分も大きな病気になったら、まず県南の病院へ行くだろうと思います。
本当に、かかる医者によっては命取りになるので、皆さんも病院選びは慎重に。
と言いつつ、OKはり灸マッサージも、たとえ改善しなくても、少なくとも悪くしない、安心・安全な施術所であれるように、日々精進していこう、と、決意を新たにしたところです。